Shizen Connectが家庭用蓄電システムの自端制御機能を用い、需給調整市場の一次調整力に対応する。単なる省エネではなく、蓄電池容量、通信規格、制御周期、料金単価、日射量予測を一つのエネルギーOSとして設計する事例である。
1. 深夜電力16.3円と昼間買電36.0円の価格差を活かす
充放電の基本条件は、深夜に16.3円で充電し、昼間の高単価36.0円で放電または自家消費に回す設計である。単純な価格差は19.7円/kWhで、14.9kWhの蓄電池が満充電から全放電まで稼働すれば、理論上は約293円相当の価値を1日あたり最大で生み出す。
- 深夜電力で充電:低単価時間帯に電力を確保
- 昼間の買電回避:高単価時間帯の購入を抑制
- 需給調整:市場の周波数維持に放電を寄与
- 自家消費:太陽光発電の余剰を優先利用
2. ECHONET Lite UDP/TCP 3610でニチコン14.9kWh蓄電池を直接制御
ECHONET Liteは家庭機器の制御に用いられる通信規格であり、UDP/TCPの3610番ポートを介して蓄電池の充放電状態や制御命令を扱える。ニチコン14.9kWh蓄電池を直接制御できることは、HEMSから単なる監視だけでなく、実動作への命令実行まで設計できることを意味する。
- 通信方式:ECHONET Lite、UDP/TCP 3610
- 対象機器:ニチコン14.9kWh蓄電池
- 制御内容:充電開始、停止、放電、容量確認
- 設計要件:応答遅延、異常検知、安全側の停止条件
太陽光発電や家庭用蓄電池の運用では、プロトコル仕様や通信の安定性を考慮したきめ細かな制御が求められます。単価変動やライフスタイルに合わせた最適な充放電ルールを構築することで、光熱費削減と安心の両立が実現します。
