Nature が東京都の家庭用アグリゲーターに登録し、Remo E2 を活用して蓄電池の DR(デマンドレスポンス)参加を支援したという企画情報は、単なる制度紹介にとどまりません。発表直後の期待値ではなく、その後の運用で「どの程度現実的な光熱費削減につながったか」を検証する点です。本記事では、2026 年 8 月時点の報道を起点に、深夜電力・蓄電池制御・JIT 充電・実測収支を順に追います。出典
1. 深夜電力 16.3 円と昼間買電 36.0 円を活用する基本原理
この企画の核心は、時間帯による買電単価の差を蓄電池で埋める点にあります。一次資料では、深夜電力が 16.3 円、昼間買電が 36.0 円と示されています。単純計算では、1kWh あたり 19.7 円の価格差が生まれます。ニチコン 14.9kWh の蓄電池を満充電・満放電できると仮定すれば、1 回の充放電で理論上約 293 円相当の差額が取り得ます。
ただし、実際の家庭運用では、蓄電池の稼働率、充放電効率、自家消費量、DR 参加による収入、翌日の日射予測が同時に作用します。したがって、単価差だけで効果を決めつけるのは危険です。追跡検証で重要
