電気代高騰が続くオール電化住宅では、深夜16.3円/kWhと昼間36.0円/kWhの単価差が家計を左右します。本稿では、ニチコン大容量蓄電池ESS-T5(14.9kWh)を深夜にJIT充電し、翌日の天気予報に応じて充電率を変えることで、太陽光の自家消費を最大化した実測ログを解説します。
1. 16.3円と36.0円の差が作る年間30万円の余地
深夜22時〜翌8時は16.3円/kWh、8時以降は36.0円/kWhの場合、単価差は19.7円/kWhです。昼間に買電すれば即座にコストが増えますが、深夜電力を蓄電池に貯め、朝夕の需要を蓄電池で賄えば、買電単価を大きく引き下げられます。実測レポートでは、年間買電量を約9,000kWh削減し、買電コストを年間30万円超抑えたとされています。単価差だけでなく、太陽光の自家消費率と売電単価の差を含めた総合評価です。
16.3円/kWh × 深夜充電 → 36.0円/kWhの買電回避 → 7円/kWhの売電より自家消費優先
2. 単純な満充電運用の罠:充電あふれ損失
当初は「深夜に100%充電すれば最適」と考えられていました。しかし晴天日に満充電すると、翌日の日中に太陽光発電が余剰となり、卒FIT後の売電単価7円/kWhへ流れるケースが発生しました。蓄電池が満杯だと太陽光の追加充電ができず、高い昼間買電を避ける余力も失います。この「充電あふれ損失」が実測で確認され、満充電固定の弱点が浮き彫りになりました。
3. 天気予報API連動型JIT充電アルゴリズム
充電目標は、前夜
