好酸球性胃腸炎(EGE)は、消化管壁に好酸球が過剰に浸潤し、腹痛・嘔吐・下痢・腹水・体重減少などを繰り返す疾患です。ステロイド治療で一度は改善しても、減量中の再燃や、食事制限の継続、副作用への不安が日常にのしかかります。本稿は、難病当事者アーカイブの情報を踏まえ、病型・診断・治療・食事・体調記録の実践手順を整理します。
1. 好酸球性胃腸炎(EGE)とは:病型と診断の要点
EGEでは、好酸球が消化管のどの層に浸潤するかで症状が変わります。情報ソースでは、粘膜優位型・筋層優位型・漿膜優位型の区別が、症状と治療の見通しに直結するポイントとして整理されています。
- 粘膜優位型:腹痛、嘔吐、下痢、吸収不良、体重減少が現れやすい。
- 筋層優位型:消化管壁の肥厚や閉塞感が目立ちやすい。
- 漿膜優位型:腹水や炎症反応が前面に出やすい。
診断では内視鏡と生検が中心になります。生検組織中の好酸球数基準として、HPFあたり20個以上といった数値が診断の参考になることがあります。ただし、病型や症状の重さは同じ数値でも個人差があるため、内視鏡所見、症状、血液検査、既往歴を同時に評価することが重要です。
2. ステロイド治療の光と影:寛解導入と再燃サインの見極め
EGEでは、プレドニンなどの経口ステロイドが寛解導入に用いられることがあります。短期間で腹痛や炎症が改善する一方、減量
