【水回り設備5社徹底比較】TOTO・LIXIL・YAMAHA(トクラス)・タカラスタンダード・クリナップをハシゴして選んだ理由と10年後の真実【第5回】

こんにちは!大手ハウスメーカー「トヨタホーム」でマイホームを新築し、10年目を迎えたオーナーです。
前回の第4回では、土地代金先行のつなぎ融資と、ネット鬼調べで「追加抵当権設定費用30万円」を不要にさせた銀行直談判実録をお届けしました。
資金計画と土地のハードルをクリアした我が家が、次に突入したのが家づくりの中で最もワクワクし、そして最も夫婦喧嘩が勃発しやすい魔のフェーズ……そう、「水回り設備のショールーム巡り」です!
- 「キッチンは人造大理石がいいの?それともステンレス?」
- 「お風呂の床はTOTOのほっカラリ床が一番?カビやすいって本当?」
- 「ホーローのタカラスタンダードと、ステンレスのクリナップ、どっちが長持ちする?」
2016年6月から7月にかけての週末、私たちは都心のショールーム街を駆け巡り、TOTO、LIXIL、YAMAHA(トクラス)、タカラスタンダード、クリナップの主要5社をすべてハシゴして実物を触り倒しました。
今回は、主要5社を徹底比較して分かった「各メーカーのリアルなメリット・デメリット」と、我が家が下した最終決断、そして10年毎日使い続けた現在の耐久性・劣化状況を包み隠さず本音レビューします!
📌 目次
- 週末ハシゴの日々!水回りショールーム巡りの熱狂
- 【5社徹底比較1】TOTO:ほっカラリ床と「きれい除菌水」の圧倒的清潔感
- 【5社徹底比較2】LIXIL:洗練されたデザインと総合バランスの王道
- 【5社徹底比較3】YAMAHA(トクラス):楽器メーカー由来の人造大理石の美と剛性
- 【5社徹底比較4】タカラスタンダード:金属タワシも跳ね返す「高品位ホーロー」の要塞
- 【5社徹底比較5】クリナップ:カビ・サビを寄せ付けない「オールステンレスキャビネット」
- 我が家の選定結論と、10年使って分かった「劣化のリアル」
- 水回りリフォームやエコキュート交換にも役立つ比較の知恵
- まとめ&次回予告
🚶♂️ 1. 週末ハシゴの日々!水回りショールーム巡りの熱狂
ハウスメーカーのカタログを見ているだけでは、キッチンの高さやシンクの広さ、お風呂の浴槽の入り心地は絶対に分かりません。
2016年6月中旬、私たちは毎週土日に都心の巨大ショールームへ足を運びました。
多い日には、「午前中にTOTOとお風呂の打ち合わせ → 昼食を挟んで午後にクリナップとLIXIL → 夕方にタカラスタンダード」という、足が棒になるような強行軍です。
ショールームに行くと、アドバイザーのお姉さんが最新のハイグレードモデルをキラキラした笑顔で案内してくれます。
しかし、そこで舞い上がってすべてを最高ランクにすると、あっという間にオプション見積もりが100万、200万と跳ね上がります。
私たちは「定価の高さ」に惑わされず、「清掃性」「10年後の耐久性」「我が家の生活動線に合うか」だけを冷静に見極めることに徹しました。
🛁 2. 【TOTO】ほっカラリ床と「きれい除菌水」の圧倒的清潔感
水回りの絶対王者・TOTO。
実際に体験して最も衝撃を受けたのは、やはりシステムバス「サザナ」の「お掃除ラクラクほっカラリ床」でした。
- メリット:
- 床を踏んだ瞬間、クッションが入っているかのように「フニュッ」と柔らかく、冬場でも足裏が全くヒヤッとしない!
- 子どもが転んでも痛くない安心感と、膝をついて体を洗える快適さは異次元。
- トイレの「ネオレスト」や「きれい除菌水」による黒ずみ防止機能は、業界随一の完成度。
- 気になった点・デメリット:
- ほっカラリ床は水切れが良い反面、目地の溝に皮脂や石鹸カスが溜まりやすく、定期的なブラシ掃除をサボるとピンクカビが発生しやすいという口コミ。
🎨 3. 【LIXIL】洗練されたデザインと総合バランスの王道
建材・設備最大手のLIXIL(リクシル)。
キッチン「リシェルSI」やシステムバス「アライズ(現リデア)」など、とにかくデザインが今風で洗練されていました。
- メリット:
- セラミックトップキッチンの重厚感と耐熱性は圧巻(熱い鍋を直置きしても平気)。
- お風呂の「キレイサーモフロア」や「くるりんポイ排水口」など、主婦・主夫目線の清掃ギミックが非常に優秀。
- ハウスメーカーとの提携力が高く、標準仕様としてのコストパフォーマンスが抜群に良い。
- 気になった点・デメリット:
- 尖った特徴というよりは「優等生」タイプのため、特定の素材(ホーローや重厚な人造大理石)に強いこだわりがある人にはやや物足りなく感じる面も。
🎹 4. 【YAMAHA(トクラス)】楽器メーカー由来の人造大理石の美と剛性
かつてヤマハの住宅設備部門だった「トクラス(TOCLAS)」。
ここは「人造大理石」のクオリティにおいて他社を完全に圧倒していました。
- メリット:
- 楽器(ピアノ)製造の技術から生まれた厚みのある人造大理石天板&シンク。
- 実演デモで、「熱々のフライパンを直接置く」「缶詰を上から落とす」「油性マジックで落書きしてナイロンタワシで擦る」という実験を見せてもらいましたが、傷ひとつ残らず水拭きで元通り!
- カウンターとシンクの継ぎ目が全くないシームレス加工で、汚れが溜まる隙間がゼロ。
- 気になった点・デメリット:
- ステンレスの無骨でプロ仕様な質感を好む人には好みが分かれる。
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🏰 5. 【タカラスタンダード】金属タワシも跳ね返す「高品位ホーロー」の要塞
「質実剛健」を絵に描いたようなメーカーが、タカラスタンダードです。
ショールームに入ると、アドバイザーがキッチンの扉を金属タワシで力任せにガシガシ擦り、ハンマーでガンガン叩く実演をしてくれました(笑)。
- メリット:
- ガラス質を焼き付けた「高品位ホーロー」は、油汚れが洗剤なしでサッと水拭きだけで落ちる。
- 壁パネル全体がホーローなので、どこにでもマグネットが付く!調味料ラックやお玉掛けを自由自在に配置可能。
- 湿気や熱に強く、20年、30年使っても腐食・変色がほぼ起きない圧倒的な耐久性。
- 気になった点・デメリット:
- デザインがややクラシック(昭和・レトロ感)寄りになりがち。値引き率が他社と比べて低く、定価販売に近い方針。
🔪 6. 【クリナップ】カビ・サビを寄せ付けない「オールステンレスキャビネット」
料理好きやプロの料理人から絶大な支持を集めるのがクリナップです。
当時の主力モデル「クリンレディ(現ステディア)」を見学しました。
- メリット:
- 見えない骨組み(キャビネット内部)まで上質なステンレス鋼で構成されている。
- 木造や一般的な合板キャビネットと違い、湿気がこもっても「カビが生えない」「嫌なニオイがつかない」「害虫を寄せ付けない」。
- 水を流すだけで野菜クズを排水口へ集める「流レールシンク」の機能美。
- 気になった点・デメリット:
- ステンレス特有の金属音が苦手な人や、温かみのあるインテリアを好む人にはやや無機質に感じられる。
🏆 7. 我が家の選定結論と、10年使って分かった「劣化のリアル」
5社を徹底的に比較した結果、我が家が下した決断と、10年間毎日使い続けた2026年現在のリアルな状態を告白します!
【キッチン】人造大理石カウンター & ステンレスキャビネットの融合
- 10年後の真実:
天板の人造大理石は、10年間毎日カレーやケチャップ、油跳ねを受け止め続けていますが、目立つ黄ばみやシミは一切ありません!汚れてもメラミンスポンジで軽く擦れば、新築当時の真っ白な輝きが戻ります。引き出しのレールもガタつき一つなく極めて快調です。
【システムバス】柔らかさと清掃性を重視した組み合わせ
- 10年後の真実:
床の柔らかさと冬場の温かさは10年経っても最高です。ただし、排水口周辺や床の端部のパッキン部分は、10年の間に何度か強力カビ取り剤での定期メンテナンスが必要でした。また、24時間換気扇は10年目に異音が発生し、モーター交換を行いました(※この詳細は第14回で詳述します)。
【トイレ】超節水型 & フチなしトルネード洗浄
- 10年後の真実:
フチなし形状のおかげで、10年間ブラシ掃除が信じられないほど楽でした。陶器表面の特殊コーティングのおかげで、頑固な尿石や黒ずみもほとんど発生していません。
⚡ 水回り選びと「エコキュート・蓄電池」の深い関係
水回りを決める際、絶対に忘れてはならないのが「給湯器(エコキュート)と太陽光・蓄電池の連携」です。
新築から10年間、我が家は太陽光発電の電気とお得な深夜電力を組み合わせてエコキュートでお湯を沸かしてきました。
そして10年が経過した今、大容量蓄電池を導入したことで、「昼間のタダの太陽光余剰電力を使ってお湯を沸かす(沸き上げシフト)」という究極の自家消費生活を実現しています。
水回り設備を検討するのと同時に、お湯を沸かすエネルギー源である「太陽光・蓄電池」の適正価格を把握しておくことが、将来の光熱費を何十万円も削減するカギになります!
📝 まとめ&次回予告
水回り設備は、毎日家族全員が触れる場所だからこそ、ショールームで実物を見て、触って、納得して選ぶことが何より大切です。
設備が決まったら、次はいよいよ「建物の外観デザインと、室内の電気・照明・コンセント配置」という、家づくりの最難関にして最重要の打ち合わせが待っていました。
近所の住宅街を自転車や徒歩で何時間も徘徊して研究した外観の工夫とは?
そして、住宅展示場の個室に朝10時から夕方17時まで缶詰になり、丸7時間ぶっ続けで設計士&インテリアコーディネーターと戦った「コンセント・スイッチ死闘記」の全貌とは?
次回は、「【外観研究&7時間耐久打ち合わせ】近所を自転車徘徊して学んだ外観デザインと、展示場で10時〜17時まで戦ったコンセント・照明死闘記【第6回】」 をお届けします!
後悔しない電気図面の作り方を伝授します!お楽しみに!
